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イベント

示現流の演武・薩摩琵琶の弾奏

開催日|2025年5月3日

示現流の構えと薩摩琵琶の演奏風景を並べた仙巌園 春の行催事ビジュア

薩摩武士の技と魂

薩摩武士たちの精神的支柱となった一撃必殺の剣術「示現流」と薩摩武士の教養とされた勇壮な音色を響かせる「薩摩琵琶」が仙巌園にて演武と弾奏でコラボレーション。

今日まで受け継がれてきた武士の技と魂をご堪能あれ。

示現流(じげんりゅう)とは

江戸時代初期、初代薩摩藩主・島津家久により、藩の剣術師範役に抜擢された東郷重位が創始した薩摩藩独特の門外不出とされた剣術。

示現流は、一旦刀を抜いたら“攻撃こそ最大の防御”とし、最初の一太刀にすべてをかけ、一撃必殺を目指す。

  • 「示現流」の教え
    一、刀は抜くべからざるもの
    一、一の太刀を疑わず二の太刀は負け
    一、刀は敵を破るものにして、自己の防具に非ず
    一、人に隠れて稽古に励め

「刀は抜くべからざるもの」という教えが示す通り、無益な殺生を厳しく戒め、物事を平和裏に解決する度量を持った人格を育むための剣術であり、薩摩の武士たちの精神的支柱となった。

薩摩琵琶(さつまびわ)とは

薩摩琵琶は、もともと盲僧琵琶から派生したと言われ、戦国時代の武将・島津忠良(日新)らによって、勇壮な音が出るように改良された楽器。
琵琶の音を強大にするため、腹板(琵琶の表版)がふくらんでおり、大きな扇形の撥(ばち)をたたき付けるような打楽器的奏法がよく用いられる。

江戸時代に入ると、その豪放な弾奏法から薩摩の武士の教養の一つとされ、薩摩藩独特の教育法・郷中教育の中で、戦記物や武士の心得、鼓舞、祝いを語るものとして活用された。

昭和37年(1962)に鹿児島県の無形文化財(芸能)に指定されている。

開催概要

  • 開催日|2025(令和7)年5月3日(土・祝)
  • 時 間|11:00~11:50 / 14:00~14:50
  • 場 所|御殿前庭
    雨天時は竹徑亭に会場を変更いたします。
  • 料 金|仙巌園入場料でご観覧いただけます
    (大人 1,600円/小中高生 800円)
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    ※オンライン購入なら、大人100円・小中高生50円引き

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